手術のお値段

心臓のバイパス手術は結構お高いのです。
そのお値段、約450万円!!

とてもじゃないけど払えません(>_<)

ということで、公的な支援が受けられます。
その制度を、自立支援医療(更生医療)といいます。


http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=7A1C0BD87AD5DBD77BE11A7510679EBC?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=8329


身体障害者手帳を持っている方が対象となります。
そのために、バイパス手術を受けると決まってから、早速身体障害者手帳の手続きと、更正医療の手続きを済ませました。
決定までには時間がかかるのですが、手術日前に区役所で書類を受理されていればokです。

通常は、病院から手続きを取るようにいわれるので覚えておく必要はありません。
ただし、実際に窓口で支払う自己負担分が安くなるわけではないのです。

所得により自己負担は変わりますが、まあ普通のサラリーマンの場合は手続きをしようとしまいと、自己負担は変わらないでしょう。
(普通ってどのくらいなん?という細かいことは気にせずに^^;)

医療費の自己負担の仕組みはこうです。
※保険対象外の、食事代、病衣代、差額ベッド代は無視しています。
※僕の解説ですので、間違っていたらごめんなさい。

【例1】
医療費の総額が10万円の場合。(自己負担が3割の場合)
本人負担:3万円
健康保険者:7万円

【例2】
医療費が100万円の場合。
本人負担:30万円
健康保険者:70万円

となると、30万円も払わなければいけないのかとなるが、本人負担が高額になった場合には、「高額療養費制度」というものがあります。
殆どの健康保険でこの制度があります。


高額療養費 - Wikipedia
http://www.sia.go.jp/seido/iryo/kyufu/kyufu06.htm

本人負担の計算方法
80,100 円+(総医療費−267,000 円)×1%

つまり
80,100 円+(1,000,000円−267,000 円)×1%=87,430 円

最終的には
本人負担:87,430円
健康保険者:912,570円

【例3】
医療費が500万円の場合(更正医療を適用)

更正医療が適用されると、10%が本人負担となります。
(あくまでも中間的な所得の場合ですよ)
残りは国が負担してくれます。

つまり
本人負担:50万円
国負担:450万円

更に、この50万円には通常の保険診療が適用されます。
つまり、高額療養費制度の対象となるわけです。

本人負担の計算方法
80,100 円+(総医療費−267,000 円)×1%

つまり
80,100 円+(5,000,000円−267,000 円)×1%=127,430 円

本人負担:127,430円
健康保険者:372,570円
国負担:450万円

結局は、高額療養費制度の限度額を支払わなければならないのです。


他にも心臓カテーテル検査は10万〜30万円ほどするらしい。
命の代償はお高いですね^^;

でも、ありがたい制度のお陰で、高額な治療が受けられます。
ただし、保険診療の対象の場合ですが。

世の中には、まだまだ保険診療の適用にならない治療を受けざるをえない方がたくさんいらっしゃいます。
何かよい救済方法はないものですかね。